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子どものしつけ


子どもへのしつけ”は、昔より、厳しく、低年齢化しているように私は感じます。

「三つ子の魂百まで」の諺を引用して、「小さいうちからしっかりしつけないといけない!」と言う人を見かけます。しかし、この諺が言っているのは、しつけではなく、“魂”のことです。生まれてから3歳までの間にどれたけ無条件に愛され、大切にされ、魂がぬくもったか。そして、大切にされた魂は、百歳になっても人を大切に出来る。私はそう解釈しています。

 佐々木先生は、ある母親からのしつけに対する質問にこの様に答えています。

Q. 子どもが早くできないと、ついつい「早くしなさい」「なんでできないの?」と言ってしまいます。できるまでゆっくり待っていてあげないとと分かっていても、イライラしてつい言葉が先に出てしまいます。具体的にはどうすれば良いのでしょうか。

A. 大人なら言えばわかることでも(大人でも分かってもらえない事はありますが)、幼児期の子どもにはできないことが多いのです。そんな時、できない事は、『何度でも手伝ってあげる』ことが大切です。おもちゃの棚や箱からいろいろ出して思いっきり遊ぶと片付けるのは大変ですね。片付けなさいと言ってもなかなかちゃんとしません。それは仕方がないでしょう。1、2回「片付けましょう」と言ってできなかったら、「じゃぁママと一緒に片付けましょう」と言って、最初は80~90%はお母さんが片付けます。子どもが10%~20%もやれれば立派なものだと思います。とにかく一緒に片付けてあげるのです。そしてやがてそれが30%、40%、だんだんほとんど自分で片付けられるようになってくる。この時間がゆっくりである方が良いしつけになっているので

急いだり、強要したら、本当の意味でのしつけにはならないということですね。

 例えば、小さなうちから「こめんなさい」と言うことを迫って強要すれば“心にもない謝罪ができる子”に育ってしまいます。これって正しいでしょうか?

 

 りんごの木 保育園を主催している柴田愛子さん(とても素晴らしい保育実施をされています)が、最近、面白い本を主婦の友社から出版されました。さわりを少しだけ紹介しますね。

「今日からしつけやめてみた-やめたらいい子になっちゃった!-」(主婦の友社)

『子どもにガミガミ言うのが好き!と言う人は多くないはずです。それでも、皆、子どもの行動にあれこれ口を出すことを止められません。「だって、しつけなかったら、この子は将来どうなっちゃうんですか?」というのがその言い分です。

 では、お尋ねします。あなたのしつけはうまくいってますか?何度言っても直らなくて怒ってばっかり、と言う人が大半なのではないでしょうか・・・。(柴田愛子)』

しつけにお悩みのお父さんお母さん、是非、ご一読なさることをお勧めします。

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