『“仕事”の中から育つもの』

 現代社会は、文明の社会といわれています。文明の発達は生活の便利さを人々に与えてくれます。しかし、一方では、マスコミを賑わす様々な弊害を生んでいます。
 子どもの世界も例外ではありません。例えば、以前は親の働く姿を見たり、家の中の手伝いをしながら、仕事のことや汗を流すことを学んできました。家庭の中に子どもたちの役割が位置付いていました。生活の苦しさの中で、必然的に子どもたちの仕事が存在したのです。このことは子どもの成長に大いに役立っていたといわれます。家族の中で、あるいは集団の中で役割を持つことは、責任感や協力するなどの力を身につけます。さらには、“自分自身の存在感”をも身につけます。この存在感は子どもが強く生きていくうえで非常に重要なものです。
 そこで、私達は意図的にこうした状況を作り出し、子どもの仕事として位置づけています。当番活動、係り活動、掃除、畑づくりなどが具体的な場面です。
 大人の目から見ますと、遊び的仕事ですが、動物にえさをやらないと死んでしまうこと、植物には肥料と水が必要であることなど、知的生活の面でも多くのことを学んでいきます。自分たちが育てた作物を収穫し食べるまでには、さまざまが感動的な場面に出逢います。畑でとれた野菜などで、みそ汁を作ったり、カレーライスを作ったりするのも、子どもたちに豊かな経験をさせたいという願いからです。仕事的活動も、そのひとつの方法なのです。

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