『“無条件に愛されて”育つもの』

 この様に子ども達は、遊びを通して異年齢の仲間と出会い、育ち合っていくのですが、本当は、良い仲間と出会う前に、まず、自分のことを無条件に愛し、受けとめてくれる両親や大人に出逢い、“無条件に愛されていることを実感する”ことがとても大切です。では、無条件に愛され、受けとめられるとは、どういうことでしょう。また、なぜ、そうされることが必要なのでしょうか。
 無条件に愛されるとは・・・
「今のままのあなたでいいよ」「あなたが居てくれることが何よりの喜びだよ」というまなざしの向けられ方愛され方をするということです。
 どんなに愛する子どもの将来のことを真剣に考えているからと言っても「もっと○○が出来るように!」とか「もっと良い子に!」という愛し方では、子どもは“愛されていることを実感”できません。それどころか、こんな願いから受ける子どものイメージは、否定感、拒否感です。なぜなら、「もっと○○が出来るように!」とか「もっと良い子に!」という要求は、「私は今のあなたでは満足できない」ということを伝えていることと等しいからです。
 「かけっこがビリだっていいよ。絵が下手だっていいよ。逆上がりなんて出来なくたっていいんだよ・・・。あんたは大事な私の子。世界でたったひとりしかいない、私の○○ちゃん」という様な愛され方をされて、子どもは初めて、自分の存在に対する自信や人を信じる力を身につけていくのです(ベーシック・トラスト=基本的自信・信頼)。
“自分は、こんなに愛され、大切にされる程、価値ある存在”という実感。言い換えれば“自分は生きていくに値する程、価値ある存在”という実感。
これこそが、“真の生きる力”だと私達は考えています。
 また、“こんなに受け入れられた自分だから、きっと、他の人にも受け入れられるであろう”つまり、他人を信じ、友達を信じる力となっていきます。
 ですから、仲間と出会う前に、無条件に愛してくれる親や大人に出会うことが必要なのです。
 “自分の存在に対する自信”。言い換えれば、“自分を好きになる力”です。
 “自分が好き”だからこそ、「ゴミをポイ捨てする自分にはなるまい!」とか、やがては「人の役に立つ自分になろう!」とか「立派な自分になろう!」と思えるんだと思うのです。
“好きな自分”だからこそ「人に優しい自分になりたい!」「弱い者を守れる、強い自分にしたい」と努力できるようになるのだと思うのです。

 いかがでしょうか?
親や大人が子ども達にしてあげられる一番大切なこと・・・。もしかしたら、唯一できること・・・。
 それは、“自分を好きになる力を育むこと”なのではないでしょうか。

 虹の丘では、

「今のあなたで良いんだよ・・・」

そこから始まります。

 ですから、

「小さな丘で愛されて育つ」のです。
 

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