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相手の悲しみがわかる子に


先月は「相手と調和できる子に・・・」というテーマでお話をしました。  今月は「相手の悲しみがわかる子」についてです。  「喜びと悲しみの共感性」は幼児期の発達課題の一つです。しかし、共感性の根っこは、もっと早い乳児期の親子関係にあるのです。  新聞紙面を開くたびに、悲しく、暗い気持ちにさせられる様な卑劣で残忍な事件を起こす人達は、“相手の悲しみを感じ取る力がないのだ”と佐々木先生は言われました。  『・・・この様な事件をおこす人達は、相手の悲しみを感じる力など全くないのでしょう。相手の悲しみを感じ取れる力がある人には出来ないですよ、こんなこと。どんな生い立ちがこんな事になってしまうのか。相手の立場など何もないですからね。わがままとは全く違うのです。レベルを超えていますね。感じる感性がないのですから。・・・(中略)・・・こんな事をしたら相手が悲しむだろう・・・。こんな事を言ったら相手が傷つくだろう・・・。とそれを感じ取る力は、実際には自尊感情だと言われています。その自尊感情を育てるには、幼い時に親から喜びを共有し合い、共感しあってもらう、“自分が喜ぶことを親が喜んでしてもらう”という経験が何より大切です。』(佐々木ゼミナールより) “喜びを共有し合うという経験を子どもが沢山しなければ、悲しみを他者と共有するという感情は絶対に芽生えない”とフランスの学者ワロンは、自らの生涯をかけた“子どもの育ち”の研究結果からそう導いています。他者と悲しみを共有することが出来なければ、思いやりのある感情は、決して発達しません。  思いやりのある子に育てたければ、子どもの喜びを一緒に共有し合うという経験を沢山子どもに与えることです。“子どもの喜ぶことをする事を自分の喜びとする”こうした経験を積むと、子どもはいつの間にか相手との悲しみが共有できるようになり、相手の苦しみや悲しみを感じ取ることが出来るようになるようです。  子どもが“自分の喜ぶことを、お父さんやお母さんに喜んでしてもらった”という経験が何より大切なようです。  ですから、虹の丘では、虹の仲間と精一杯“喜び”も“悲しみ”も分かち合って欲しいと、強く、静かに願っています・・・。 2019.12 山田昇

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