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我が子を自分の手で育てる大切さ


『我が子を自分の手で育てすることの大切さ』

先日、茅ヶ崎市の幼稚園々長会で、役所の方から「茅ヶ崎市は幼稚園・保育園対象児が減っているにも関わらず、保育認定申請者は増えている」との現状のお話しがありました。

 低年齢から長時間預かる保育園を選択する母親が増えているということです。

 30年前に佐々木先生が予想していた通り、自分で子育てをしない母親が増えてきたと言わざるをえません。

 日本の将来が本当に心配になりますし、子どもにとっては寂しい話です。お母さんとの夏休みの思い出が無いというだけでも、切ない気持ちになってしまいます・・・。

 幼い我が子を自分の手で子育てすることの大切さを佐々木先生はこの様に言われました。

自分の子どもを育てる以上の生き甲斐は、私にはありません。自分の子どもや家族を大切にし、余った力で、よその子どもや家族を大切にしています。まずは我が子と家族を大切にすることが重要だと考えています。

 私は医者の卵の人たちによく言います。「自分の家族をかえりみないでやっている医療なんて偽者だ。」 わが子を一生懸命に大切にすることの延長線上に、医者であれば患者を、教師であれば生徒を大切にする感情がある。自分の子どもを放っておいて仕事をしても、たいしたことは出来ていないということを、もっと多くの人に感じてもらいたいのです。

 女性が仕事を持つことは素晴らしいことだと思いますが、一人の子どもをきちんと育てることの方が、いかに価値のあることかに気付いて欲しいのです。最近は出産前に外で働いていた経験を持つ女性がほとんどだと思います。勿論、外の仕事が楽しくて仕方がない、価値のあることだと思う人もいます。そう思う人は、それで良いと思います。しかし、そうでない方には、“子育てというもっと価値のある仕事がある”のです 

 そして、我が子をたくさん育てているお母さんに対して、みんなで感謝する世の中になって欲しいと願っています。

 『子育て以上に社会的に価値のある仕事を私はしらない』という言葉を、私は絶えず言い続けています。

フランスや北欧では、「子ども達が心身共に健全に成長しなければ、国の未来はない!」という、しっかりとした共通理解があり、沢山子育てをしているお母さん程、国から優遇され、『お母さんは、お母さんであるだけで偉い!』そして『お母さんが外で働いて、お金を稼ぐことより、自分の子をしっかり育てることが価値の高い』という認識が文化として、しっかりあるようです。

 幼児・児童発達の研究者ダニエル・スターンは、このあたりを、見事に表現しています。

『いのちを育む原理とビジネス原理は相反する。家庭の中はいのちの原理。外の世界はビジネス原理。家庭の中にビジネス原理を持ち込まないことが大切。お父さんがビジネスで成功しようという気持ちのままで帰ってきたら、家庭はビジネス原理になってお母さんは緊張し、子どもは育たない。 また、働くお母さんが家の中で子どもを抱きながら、心の中で自分の職場のことを考えたいたら、結局お母さんの心の中はビジネス原理で子どもは育たない・・・』

 

 そう、経済至上主義の今日の日本では、子育ても“経済原理”に従っておこなわれがちです。

 ですから、思いやりのない、意欲のない、殺伐とした世の中に向かってしまっています。

 子育ては、あくまでも“いのちを育む原理”に従わなければなりません・・・。

 虹の丘は、いつまでも“いのちを育む原理”に従った場所であり続けたいと、強く誓います。

        山田昇



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