兄弟げんかのすすめ


きょうだいゲンカのすすめ


いよいよ長い夏休みに入りますので、今月は、どこの家庭でも悩みのタネになっている“きょうだいゲンカ”についてです。

 子どもはよくケンカをします。特にきょうだいゲンカは、悩みのタネ。「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」とか「お兄ちゃんに向かって生意気なことを言ってはいけません」とか言ったりします。けれども親が憂鬱になるほど子どもは本気でけんかをしてるわけではない様です。

 本気でやれば、体力も力も強い上の子が勝つことをちゃんと承知してやっている、つまり一種のゲームのようなもので、子どもはけんかを繰り返すことによって、社会性を獲得するための学習をしているのだから、子どもの情緒や心理的発達にとってはむしろ大変大切な行為なのだと、佐々木先生は、常々、言っておられました。

佐々木先生はきょうだいゲンカについてこの様に書かれています。


健康な子どもは、きょうだいゲンカを多くする子ほど、友達とけんかをしません。兄弟げんかをたくさんしている子どもの方が友達と仲良く遊べるのです。

 きょうだいゲンカをなるべく少なくさせようとするのではなく、ケンカが終ったあとで、親がどうやって精神的に救済してあげるかという家庭の雰囲気づくりや、親の態度に心をくだく方が先決です。 年齢の小さい時からたくさん喧嘩をさせて、早く卒業させてしまおう、というぐらいの気持ちでちょうどいいと思います。


そして、ケンカを極端に禁止し続けると次の様な事が起こるとも書かれています。


親は争いを好みませんから、やめさせてしまいますが、あまりに強圧的に、かつまた神経質に制止すると、中には暴走族に入ったり、万引きに走ったりする子どもが出てきます。

 万引きはお金が欲しくて、そのものが何としても欲しいから盗む攻撃性や征服慾の病的な対処の仕方なんです。


ケンカは見ていて、気持ちの良いものではありません。しかも、我が子のきょうだいゲンカとなると、思わず止めてしまいたくなりますね。

 我が子3人も、小さな頃は本当に良くケンカをしていました。しかし、佐々木先生が言われるとおり、ある年齢に達した頃から、ピタリときょうだいゲンカをしなくなりました。そして、今では、ケンカをする姿の見ないばかりか、不思議なくらい仲が良い我が子3人です。

 佐々木先生の「年齢の小さい時からたくさん喧嘩をさせて、早く卒業させてしまおう、というぐらいの気持ちでちょうどいい」という言葉通りなのだと私も感じています。

2020.7.16

   山田 昇



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