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『“絵本の世界”で育つもの』

 子どもたちは絵本を見るのが大好きです。表紙を開いた途端に、その絵本の世界に吸い込まれてしまいます。ある時は小さな犬や猫になり、また、あるときは冒険者にもなります。絵本は子ども達が想像を巡らし、豊かなイメージの世界を広げるために重要な役割を果たすといえます。
 また、絵本は読み手の感動が、聞き手にストレートに通じます。そこから読み手と聞き手に共感できるものが作られます。
 感動は人間を変える力を持っています。一級の文化からは、一級の感動が得られます。子どもたちの感動できる心を育てるため、絵本を選定し、保育室に置いてあります。
 子どもたちは思い思いに本を見ることができますし、保育者が子どもたちに絵本を読んで聞かせます。ひとつの絵本をクラスみんなで楽しむときに、今まで力一杯動き回っていたからだの動きが、ぴたりと止まり、心でものを感じます。楽しさ、面白さ、分寂しさ、悲しさ、いろいろな感動を仲間と一緒に味わうのです。そして、感動する心とともに美しい言葉や文字への興味も深まっていきます。

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